「わびすけで生まれた音楽」発売記念インタビュー

2014-10-02

※これは「わびすけで生まれた音楽」発売記念として、ライブ会場限定で配布されたインタビュー記事をまとめたものです。

インタビュー:石塚博史

石塚:以降「い」)枯木浪漫2を作ってから1年たちそうですね

勝又:以降「か」)そうですね

い)去年が一区切りあったじゃないですか。10年ていう。これからどうなるんだろう!?みたいなね。

でも案の定11年目はのんびりですね。

か)案の定って(笑

い)そうなるかなって思っていたから。出し尽くして翌年は余韻にひたるみたいな。

か)アルバム出したし、ゆっくり売るかみたいな?

い)そうそう。でも、それでツアーとかやるのもカウチポテトらしくないよね。今年、ライブは2本?

か)そうです。

い)強気だねぇ(笑

か)いやいや、だからね、まだ(アルバムが)たくさん残ってる(笑

い)ワンマンはいかがでした?

か)それはもう、貴重な経験をさせてもらいましたよ。構想に時間かけましたし。

い)東京と静岡の2か所でっていうのもポイントですよね。

か)そうです。やっと東京でワンマンできるかなって。ワンマンを考えるようになったのは「ふだんぎの~」のレコ発くらいで。その後、あぶぅさんと2マンをやって。徐々にワンマンに近づけていきました。

い)お客さんの入り方を見ていると東京でもいけると。それは私も思いましたけど、結果として今回(ワンマン)、あんまり(お客さんが)入らなかったよね?

か)(大笑)いやー、、するどい。そうなんです。入らなかったよね(笑 これはね、告知の仕方を失敗したんですよ。張り切り過ぎた、っていう言い訳をしておこう(笑

い)でも、東京はほんと最近のお客さんが多くて。

か)そうですね。昔から見てくれていた方々も結構東京にいるんですけどね。だから、東京で昔の曲もやるわけじゃないですか。それが新曲に聴こえているっていう微妙な状況(笑)

い)昔から見ている人からすれば感慨深いでしょうね。コアな人から見たら。それはカウチのライブを見ているとよく思う。

か)見る方がどういう心位置にね、いるかによるんですよ。そこの差はやっぱりありますよね。

い)静岡もお涙ちょうだい、みたいにはならなかったしね。以外にさらっとしていて。でも雰囲気は静岡のほうがアットホームだったような気がする。

か)それはそうかも。僕もね、地域性というか、静岡の人です!っていうのを推さないじゃないですか。御殿場の出身です、とは思っていても、活動のホームタウンがどこかはわからないだろうし。それが結果的にね、言ってしまえばどこでやっても新鮮にできるんですよ。逆に言えば、帰る場所がない?まぁ、帰る場所は求めてないんだけど。

い)メンバーやスタッフのみなさんは何か言っていましたか?

か)みんないつもどおりでしたよ。それがよかったんだと思います。当日、トラブルもありましたけど、まぁ、そういうものは毎回あるので。ただね、みんな打ち上げではリラックスしていたな。自分も打ち上げ会場はしっかり探しました。どうせならいいとこでやろう、と。

い)どこに行ったんですか?

か)東京は炉辺焼きで、池袋の。三島はイタリアンでした。祐君はその後も仕事だから、両方とも参加できなかったんだけど。すごいよね。二十数曲やって、夜からまた50曲くらいやるわけでしょう。

い)亮君は何か言っていましたか?

か)いろいろあったよねぇとは話しましたけど。あとはね、三島の打ち上げでは珍しく酔っ払っていた。きっとずっと心配してくれていたんだと思うんです。ほっとしてくれたんじゃないかな。

い)一年の千秋楽ですからね。ライブの最後に新曲を用意しているところは相変わらずだなと思いました。曲名は「あせみず」ですよね。

か)はい。これからの指針というかね、見せないといかんと思って。

い)それが今回のシングル「ご自宅用ですか?お土産用ですか?」につながる、と。

か)うーん、どうだろう。 去年からね、この(シングルの)話はあったので。それにこれはね、ある意味イレギュラーというか、企画盤なんですよ。

い)カウチではない?

か)カウチなんだけどね。コラボレートとは言うけれど、やっぱりどちらかに(方向を)寄せると思うんですよ。この話が来たときに、僕はまっさきにこのCDがお店に並ぶのを想像して。お店で売られているものの一つになりたい、と思ったんです。僕というかカウチポテトが我を主張するよりも、わびすけの一つの商品としてそこに並んでいるほうがいいと思ったんです。

い)それはなぜですか?

か)単純にわびすけの商品が好きだからです。

い)あ~。不安とかはないんですか?

か)ないですよ。たしかに曲や楽器は違いますけど、自分で曲を書いて、アレンジして、演奏すると、どうしたってカウチポテトになるんですよね。

い)そこまでたどり着いた、と。

か)どうでしょうか(笑 またこれか~みたいな。たとえば、スライ(&ザファミリーストン)みたいなのを作りたいと思ってやっても、スライにはならないんですよ。くるりみたいにと思ってもくるりにはならない。たった10年かもしれないですけど、自分がやるとどうなるかはなんとなくわかった気はします。だから、今回もあまり意識せずやりました。

い)おもしろいなと思ったのは、同じアコースティックでも、質感が前に出した『富士山』とはまた違っているな、と。むしろ『歳時記』に近くて。

か)それは(こいけ)じゅんくんも言ってくれていました。やっていることは『富士山』のほうが近いのかもしれないですけどね。表現したいことと表現できることが前より高くなってきているとは思う。

い)一人でやってもカウチポテトを表現できるってことにもなる。

か)それはそうでしょう!(笑 だって本人ですから。

い)いやいや、それがね、できていない時代もあったと思うよ。

か)そうですか(大笑 それならありがたいね。

い)でも、今作はイレギュラーなわけでしょ?じゃ、レギュラーはどうなるんですか?曲とか。

か)曲はね今年初めから作っていますよ。やりたいこともはっきりしているので。

い)言い切るねぇ。では地下活動はずっとしていると。

か)そうです。家族が見たら、ただぼーっとしているだけじゃないかと言われるかもしれないけど。車乗っているだけなのに、洗濯しているだけなのに、エアドラムやっているだけなのに、それで作っているの!?みたいな。

い)生活の中にヒントがあると。

か)すべてを掴めてはいないんですが(笑 でもね、11年目に入って、30代に入ったわけですよ。そうなると、ここでぐいっと周りより先に出ないといけないと思うんですよ。これから先の5年10年の中で、はたしてバンドできるのかと考えると、先輩も皆ゆっくりになっていますから。僕もそういうものだと思うんだけど、それでも作品は出し続けていないと、周りがみなそうなってくるから埋もれちゃうわけですよ。そこでね、さらっと新しいものを出していける余裕がほしいわけです。あぶぅさんにしても、アオケンさんにしても、それをやってのけているわけで。何かと強いですから。もうちょっと先に行っておきたい。

い)あ~そこまで考えているんだ。やっぱりね、勝又君はまじめだと思いますよ。生き方というより音楽に対してね。で、どんなものを思い描いているんですか?

か)あまりスタイルに固執しないということかな。

い)それでいいの?(笑)自分のスタイルが決まってきたと言っていたじゃない。

か)大丈夫、大丈夫。これから先が、楽しみですよ。

(2014年10月2日 於:小田原市)

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